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A.2021年のウクライナの2021年の輸出額は681億ドル。
出典: 経済産業省『通商白書2022(全体版)』2022年6月公表
第1章 世界経済に対する地政学的不確実性の高まりと経済リスク 3. ロシアとウクライナの世界経済とのつながり 各国におけるロシアとウクライナとのつながりを見ると、金融面での直接的なつながりは大きくはない。具体的には、国際決済銀行(BIS)の国際与信統計によると、ロシアとウクライナに対する金融機関の国際与信残高は、欧州諸国や米国、そして我が国の割合が比較的大きいものの、各国における国際与信残高総額に占めるロシアとウクライナの割合は大きくはない(第I-1-1-15図)。 また、ロシアに対する国際与信残高の推移を見ると、特に2014年以降において残高の減少が顕著となっており、足下の残高(2021年12月末:1,051億ドル)を2013年第4四半期末(2,250億ドル)に比較すると-53.2%と半減している。そうした推移は、各国が、2014年のロシアによるクリミア「併合」以降、ロシアに対するエクスポージャーを減らしており、金融リスクが管理可能な程度であることが示唆されている(第I-1-1-16図)。 一方で、冒頭に述べたOECDの報告書で議論されているとおり、ロシアとウクライナが世界経済に与える影響が大きいと見られるのは、貿易を通じた影響である。ロシアとウクライナの貿易動向を概観すると、WTOの集計によれば、両国は、世界の財貿易に占める規模自体は大きくはない。2021年の対輸出においては、ロシアは4,940億ドルで世界第13位(全体の2.2%)、ウクライナは681億ドルで世界第48位(全体の0.3%)である。また、2021年の対輸入額においては、ロシアは3,039億ドルで世界第22位(全体の1.3%)、ウクライナは725億ドルで世界第49位である(全体の0.3%)。2021年のロシアの主要な輸出相手国は、中国(全体の14.0%)、オランダ(同8.6%)、 第I-1-1-15図 ロシアとウクライナに対する各国金融機関の国際与信残高 対ロシア国際与信残高(2021年第4四半期末) 全体:1,051.9億ドル スペイン, 0.3 (0.01) その他, 4.8 フィンランド, 0.6 (0.1) 韓国, 1.3 (0.7) 英国, 1.5 (0.04) ドイツ, 4.3 (0.3) フランス, 24.0 (0.8) 日本, 9.3 (0.2) 米国, 14.9 (0.4) イタリア, 21.8 (2.3) オーストリア, 17.1 (3.8) 対ウクライナ国際与信残高(2021年第4四半期末) 全体:115.5億ドル その他, 17.4 スペイン, 0.1 (0.001) ベルギー, 0.1 (0.01) ポルトガル, 0.2 (0.02) 英国, 0.4 (0.001) スウェーデン, 0.6 (0.02) 日本, 0.9 (0.002) ギリシャ, 1.5 (0.2) 米国, 14.2 (0.04) オーストリア, 33.7 (0.8) フランス, 30.7 (0.1) 備考1:最終リスクベース。 備考2:括弧内の数値は各国の国際与信残高に占めるロシアもしくはウクライナの割合 資料:BISから作成。 第I-1-1-16図 ロシアに対する国際与信残高の推移 (億ドル) (%) 3,000 1.2 2,500 1.0 2,000 0.8 1,500 0.6 1,000 0.4 500 0.2 0 0.0 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 ロシアに対する与信残高 世界の国際与信残高に占める割合(右軸) 備考:最終リスクベース。 資料:BISから作成。 18 2022 White Paper on International Economy and Trade