第六次環境基本計画は、新たな成長と循環共生型社会の実現を目指す。
タグ: 循環共生型社会, 新たな成長, 自然資本, ウェルビーイング, 持続可能な生産と消費, 国土のストック, 地域づくり, 将来世代との意見交換
第1章 第六次環境基本計画が目指すもの 目指すべき社会の姿:循環共生型社会/6つの重点戦略 目指すべき社会の姿を「循環共生型社会」(第五次環境基本計画で提唱)とし、「環境収容力を守り環境の質を上げることによって経済社会全体が成長・発展できる文明」と概念を発展させる。地上資源を基調とし、資源循環を進め、化石燃料などからなる地下資源への依存度を下げ、可能な限り新たな資源投入の低減を目指す。 第六次環境基本計画においては、これまで述べた、「将来にわたって『ウェルビーイング/高い生活の質』をもたらす『新たな成長』」をもたらす「循環共生型社会」を実現するため、以下の6つの重点戦略を記載。 1. 「新たな成長」を導く持続可能な生産と消費を実現するグリーンな経済システムの構築 2. 自然資本を基盤とした国土のストックとしての価値の向上 3. 環境・経済・社会の統合的向上 の実践・実装の場としての地域づくり 希望が持てる未来に向けての 将来世代との意見交換 自然資本を維持・回復・充実させる 有形・無形の資本への投資拡大、 環境価値の活用による経済全体の 高付加価値化 自然資本を維持・回復・充実させる ための国土利用、自立・分散型の国土構造、「ウェルビーイング /高い生活の質」が実感できる都市・地域の実現 地域の自然資本を最大限活用した 持続可能な地域(地域循環共生 圏)づくり、地域の自然資本の維 持・回復・充実 将来世代の若い人たちの意見を 聞くため、中央環境審議会総合 政策部会と高校生からユース世 代の各団体との意見交換を実施。 主な声として、熱中症や集中豪 雨等で地球温暖化や気候変動 により生活が脅かされていると感じ ていること、若者が政策決定の過 程に継続的に意見だけでなく評 価等の先のステップまで参加した い、といった意見が挙がった。 4. 「ウェルビーイング/高い 生活の質」を実感できる安 全・安心、かつ、健康で心 豊かな暮らしの実現 5. 「新たな成長」を支える科学技術・イノベーションの 開発・実証と社会実装 6. 環境を軸とした戦略的な国際協調の推進による国益と 人類の福祉への貢献 「ウェルビーイング/高い生活の 質」を実感できる安全・安心な暮 らしの実現、良好な環境の創出 本質的なニーズを踏まえた、環境 技術の開発・実証と社会実装、 グリーンイノベーションの実現、科 学的知見の集積・整備 海外の自然資本に依存する我が国 として、環境を軸とした国際協調 を戦略的に推進 12