中小・サービス業の生産性向上と地域経済の好循環を実現するため、IT活用や地域特性を活かした成長産業育成を目指す。
タグ: 地域経済, 中小企業, サービス産業, IT活用, 生産性向上, 好循環
Ⅲ-1 地域経済好循環システムの構築(中堅・中小企業・小規模事業者、サービス産業)(1)目指すべき社会 目指す姿 地域の経営者は、自らの経営資源や知見だけでは、IT化・データ活用に向けた導入コストや、人材・知識不足など課 題が多い。地域に根差し、機動的な経営判断ができるなどの事業者の本来の強みが十分に活かされていない。 ・中小企業、観光・飲食・小売等のサービス事業者、農業者などが付加価値値・生産性を高めることを後押しする。地域の特性を活かし た成長産業や良質な雇用が生まれるなど、地域経済の好循環を実現。 ・2020年までに、黒字の中小企業・小規模事業者140万社に倍増する、サービス産業の労働生産性の伸び率が倍(2%) となるなど、個々の事業者の付加価値値・生産性向上と地域経済の好循環を両輪で進展させる。 中小企業の生産性は伸び悩み、 大企業との差は拡大傾向。 (万円/人) 1,400 1,200 1,000 800 600 400 200 0 08 09 10 11 12 13 14 15 (年度) (財務省「法人企業統計調査年報」より) 規模別労働生産性の推移 大企業製造業 中小企業非製造業 中小企業製造業 大企業非製造業 IT投資に積極的な中小企業の方が、 売上高の水準が高い。 (百万円) 4,000 3,000 2,000 1,000 0 全体 製造業 卸売業 小売業 サービス業 IT投資と売上高の関係 IT投資あり IT投資なし 2,369 1,140 2,292 876 3,340 1,783 2,351 1,229 1,788 1,002 (中小企業白書(2016年版)より) 労働生産性=1人当たり付加価値額 全日食チェーン (小売) WAKUWAKUやまのうち (観光) 変革後の生活・現場 ・加盟店が共通で使えるPOS/受発注のシス テムを開発。データ分析で販売価格・数量の 関係から最適な売価を算出。店舗の販売実 績・在庫から商品を自動発注。 オープン 販売数量 ・「野生の猿/温泉/雪」の組合せがヒット。 ・地銀とREVlCによるファンドから資金を供給され、 温泉街の空き店舗や廃棄旅館を再生。飲食, ホテルなど外国人観光客の滞在環境を整備。 ・小売 ITの専門性がなくとも、身近な税理士等の 勧めてクラウドサービスを導入。POSレジや受発注 システムと連携して売上データができ、経理も簡単 に。データ分析やAIで商品入れ替え・価格最適 化。魅力的な新サービスを開始。 観光地 地元有志でまちづくり会社を設立。地域の 銀行やファンドから資金や経営支援を得て、空き 店舗や古民家等を再生。IT企業出身者や若手 人材が活躍し、観光客のデータを分析し、街の活 性化と個々の事業者の生産性向上を実現。 (資料) 全日食チェーン、全日本食品(株) (資料) (株) WAKUWAKUやまのうち 43