学びの制約や多様化するライフコースに対応したリカレント教育の重要性。
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第4節 学びの充実を通じた男女共同参画社会の実現に向けて 1. 学びの制約 固定的な性別役割分担意識による制約 女性が学生時代に家族の意向や経済的理由により進路選択について制約を受けることは若い世代ほど少なくなっているが、 家事・育児等の負担が女性に偏っていることが社会人になってからの学びの大きなハードルに 男性中心型労働慣行による制約 女性は大学等進学時に「就職のために資格が取れる」ことを重視。第一子出産に際して2人に1人は離職。理工系女性研究者が少ない 子供が小さい У ち は仕事継続が困難であること、子育てしながらの研究継続であること を前提とした進路選択の可能性 2. 多様化する女性のライフコースと学び 高等教育を受けた女性の就業継続が増え、就業内容やライフコースも多様化 専門的・技術的職業分野の多様化に対応したリカレント教育を 就業分野が多様化し必要な学びの内容やタイミングも異なる。自らの状況・将来設計を踏まえ主体的に専門性を高めていくことが重要 事務職についても意欲・能力に応じた仕事を通じた学びの充実を 男性中心型労働慣行を見直し、女性のやりがいを引き出す 地域における女性の活躍につながる学び 女性の大学等進学率の上昇に伴い、若い女性が進学や就職のタイミングで生まれ育った地域を離れることも増加。女性は、男性と比較 した場合、東京圏に転入すると地域に居られない傾向が示唆。「専門的・技術的職業」や「事務」は 大都市圏に多い 地域で多様な学びが選択出来るようにすること、地域で学びを活かす場を作っていくことが重要 コラム 溶接の仕事を目指す女性が学ぶ職業能力開発施設 (新潟県立三条テクノスクール) 金物のまち新潟県央地域の職業能力開発施設。台所・食器用品、生活雑貨などの薄 板金板金の製品製造が盛んなことから溶接科が設けられていたが、団塊の世代の退職等で 地域のものづくりの現場で求人は増えているのに受講生数が伸び悩み。女性の溶接科指 導員が赴任したこと、「溶接女子」と打ち出したPR活動を機に、それまでほとんどいな かった女性の受講生を増やしている。 ~薄板板金の溶接技術は繊細な感覚が必要で女性に向いているともされる。 ~テレビで「溶接女子」女性指導員を見てテクノスクールに学んだ女性も ~卒業生は即戦力として活躍。「根気強い仕事ぶりに感動」「職場全体が明るくなった」 コラム 専門性の活用・ 向上による女性の継続就 業の支援 (株式会社ズーシャ) コラム 地方都市拠点の 英会話スクール (有限会社ジェム) 3. 多様な選択が可能となる学びの充実に向けて 人生100年時代を見据え、働き方が多様化する現在においては男女問わず社会人の学び直しの必要性が高まっている。固定的な性別役割分担 意識や男性中心型労働慣行の変革と軌を一にして多様な選択を可能にする学びを充実していくことが女性の活躍を深化させる原動力に 16