第2章第2節 賃金の持続的増加に向けた課題 日本で は、労働者、雇用者共にスキルを重要視する傾向が相対的に弱い。一方、成人の能力自体は国際的にみても高 い(1図・2図)。一人一人の能力を十分に発揮するためにも人的投資が必要。 企業による訓練機会の提供が自己啓発を促す傾向。スキル向上のきっかけ作りが重要(3図)。能力開発を処遇に反 映させることや、労働者と使用者間でのスキルのミスマッチを解消することも重要(4図・5図)。 1図 スキルの重要性についての認識 ①仕事に関連するスキルの重要性の高まり ②採用・評価・昇進等の基準における「仕 (労働者の認識) 事に関連するスキル」のウェイトの高まり (平均得点) 2図 成人の能力調査の結果(読解力) 350 300 250 200 150 100 50 0 チポポリイイスラハ韓スオフ米二ヨチアドスカ英デベオエオス日フ リル トスタペト国ロコヨエイイイナ国シルスラルウ本 トラアフライビガ ウス ン平コルツスダマギトンウェ ガンニエアンアリ アトス ジ均ランド ルドアル ンド ややそう思う あまりそう思わない やや上がっている 下がっている 日本 日本 そう思わない そう思わない どちらともいえない どちらともいえない 米国 米国 上がっている やや下がっている 0 20 40 60 80 100(%) 0 20 40 60 80 100(%) 3図 自己啓発実施に影響を与える要素 4図 能力開発と処遇への反映 (自己啓発の実施確率への効果、%ポイント) 何らか反映 (71.8) 能力開発を処遇に 反映させていない 訓練実施前に 自己啓発の実施 確率に差がない 訓練実施年に 自己啓発の実施 確率が高まる *** *** 正社員、正社員 以外両方反映 正社員のみ反映 正社員以外の み反映 5図 能力・スキルのミスマッチ 語学(外国語)力 専門的なITの知識・能力 高度な専門的知識・スキル ITを使いこなす一般的な知識・能力 マネジメント能力・リーダーシップ 読み書き・計算等の基礎的素養 課題解決スキル 定型的な事務・業務を効率的にこなすスキル コミュニケーション能力・説得力 営業力・接客スキル 職種に特有の実践的スキル チームワーク、協調性・周囲との協働力 3年前 2年前 1年前 (ベトナム) 1年前 (スウェーデン) 初回企業訓練 3年後 2年後 1年後 4年後 追加訓練あり 初回の企業訓練とのラグ (備考) Indeed 「労働者のスキルに関する日米調査」、OECD PIIAC調査、リクルートワークス研究所「全国就業実態パネル調査」、厚生労働省「能力開発基本調査」により作成。詳細は本文(第2-2-9- 11・15・17・18図)を参照。 企業側の 希望が強い 労働者側の 希望が強い -50-40-30-20-10 0 10 20 30 40 50 (%ポイント) 8
このスライドにはファクトがありません