英国は2050年CNに向け、2035年までにGHG排出を81%削減する目標を掲げている。
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英国の中期目標と動向 英国 ◆ 2050年CNに向け、2035年 に1990年比で少なくとも81%GHG排出を削減する目標を掲げており、「エネルギー 安全保障戦略」(2022年)等に基づき電源の非化石化を推進。再エネに加え、新設含め原子力 を活用する方針。 次期NDC提出済 2022 2030 2035 エネルギー起源CO2 GHG全体の 76% 供給側 電力部門のCO2 エネルギー 起源 CO2の18% 再エネ 42% - 水力 2% - 太陽光 4% 9% 12% 風力 25% 65% 65% バイオマス 10% - 原子力 15% 6% 9% 石炭 2% - 天然ガス 39% - 需要側 電化率 21% 最終エネ消費量 -5% -15% (2021年比) GHG削減目標 -50% -68% -81% (1990年比) (NDC) (NDC) ※2022年は実績値。 ※2030年・2035年の「電源構成」(灰色字)は予測値(気候変動法に基づいて設置された英国の独立諮問機関(CCC)が公表した予測値。エネルギー源ごとに分類されていないデータもあるため、一部を記載)。 ※2030年の「最終エネ消費量」は、英国政府が発表した目標値(英国政府の2030年の「GHG削減目標」と整合)。2030年・2035年の「GHG削減目標」は、英国政府がNDC として詳細の出典はP23に記載。※英国は、2005年にEU-ETSに参加し、EU脱退後、UK-ETSを2021年から運用している。 省エネルギー ・2030年の最終エネ消費 15%削減(2021年比)を目標に、住宅・建築物への低炭素暖房システムの導入等を推進。 電源の非化石化 ・【再エネ】太陽光を2035年までに70GWに増強(現在の5 倍)、洋上風力を2030年までに最大50GW導入、等の目 標を掲げ、FITやCFD等の導入支援を実施中。 ・【原子力】2030年までに最大8基新設、2050年までに最 大24GWの発電容量確保(英国電力需要の25%相当) 等の目標を掲げ、発電所を新設中。SMRの開発も推進。 ・【火力】2024年9月に石炭火力発電所を全廃。水素燃焼 やCCUSに対応可能なガス火力を支援。 エネルギー分野 次世代エネルギー・CCUS等 ・【水素】2030年までの低炭素水素の生産能力の目標を 10GW(6GWはグリーン水素)と掲げ、プロジェクトを支援。 ・【CCUS】2030年までに年2~3千万トンの回収を目標。 各産業のGHG排出量 ・運輸、家庭・業務、エネルギー転換部門で全体の約7割。 ・石炭火力発電の減少等により2010年代後半からエネル ギー転換部門の排出は減少。 産業・経済分野 GHG削減の取組 ・独立諮問機関(CCC)が5年間(現在は2033年~)の GHG排出量の上限値を設定(カーボンバジェット)。 ・排出量取引制度を2005年から運用。発電事業者を 対象とした炭素税も2013年から運用。 独立諮問機関(CCC)が公表した予測値。エネルギー源ごとに分類されていないデータもあるため、一部を記載)。 2030年の「GHG削減目標」は、英国政府がNDCとして提出した目標値。 16