EUは2030年までにGHG排出を55%削減し、2040年までに90%削減を目指す。
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EU の中期目標と動向 EU ◆ 2050年CNに向け、2030年に1990年比で少なくとも55%GHG排出を削減する目標を掲げている。欧州委員会 は今後の目標として、2040年までに90%のGHG排出削減を目標とすることを提案しており、現在議論中。 次期NDC未提出 2022 2030 2035 省エネルギー エネルギー起源CO2 GHG全体の 75% - - ・「エネルギー効率指令」を改正し、2030年の最終エネ 供給側 エネルギー 起源 CO2の17% ルギー分野 ギー消費量の削減目標を深掘り(11.7%深掘り)。 電力の部門のCO2 再エネ 39% 65% - 電源構成 水力 10% 11~12% - 太陽光 7% 14% - 風力 15% 34% - バイオマス 5% 5~6% - 原子力 22% 16% - 石炭 17% 4~5% - 天然ガス 19% 13~14% - 需要側 電化率 22% - - 最終エネ消費量 - ※ 産業・経済分野 電源の非化石化 ・【再エネ】2030年目標として、最終エネ消費における再エネ の割合を少なくとも42.5%とする目標を掲げ、2030年まで の年間100GWの再エネ導入等の取組を促進。 ・【原子力】「ネットゼロ産業法」で小型モジュール炉(SMR)等 を戦略的ネット・ゼロ技術に位置づけ、原子力閑鎖等を決定 した一部加盟国による原子力利用の回帰の動きも見られる。 次世代エネルギー・CCUS等 ・【水素】2030年までの年間2,000万トンのグリーン水素の域 内供給等の取組を促進。 ・【CCUS】2030年までに年5,000万トンの貯留容量を開発。 各産業のGHG排出量 ・運輸部門・エネルギー転換部門で全体の約5割。 ・エネルギー転換部門は石炭火力発電の廃止等により減少し、 2022年時点で運輸部門と同程度。 GHG削減の取組 ・排出量取引制度(EU-ETS)を強化(対象部門の拡大、無 償割当の削減等)。2026年1月に炭素国境調整措置 (CBAM)の本格適用を予定。 GHG削減目標 (1990年比) -33% -55% (NDC) - ※2022年は実績値。※2030年の「電源構成」(灰色字)は予測値(EUが欧州グリーンディール政策パッケージの様々なイニシアティブの影響評価における共通の分析ツールとして2021年に公表した予測値。2020年のEUリファレンス シナリオを基に、2030年の電源構成を3つのシナリオで示しており、ここではこれらを幅で記載)。※2030年の「GHG削減目標」は、欧州委員会がNDCとして提出した目標値。 ※2030年の「最終エネ消費量」についてはEUは、2030年NDC目標の更新版において、EUリファレンスシナリオの予測値から11.7%深掘りする目標を示している。※詳細の出典はP23に記載。 15